これはネフスピールという積み木で(スマホの方は画面下です)、三角みたいな四角みたいな変わった「形」をしています。写真は「高く」「積む」べく「挑んでいる」3歳の女の子。低く積めば倒れませんがきっとそれじゃつまらない。「手指の器用さ」を発揮しないといけません。今何段かなと「数え」ながら積んでいるかもしれません。もっと高くなったらきっと「つまさきだち」になって「バランスを取りながら」「頑張る」はずです。思い通り積めたら「達成感」を感じるでしょうし、倒れてしまい「悔しくて」泣いちゃうかもしれません。でもたぶんまた「立ち直って」遊ぶ。この積み木「色」もさまざまですから赤→青→黄など「順序やルール」を考えて積んでも楽しいし、赤だけ集めて横に並べて消防車とかこまち号に「見立てる」子もいるはず(特に男子)。黄色いのはままごとコーナーに持って行かれてたまご焼きになるかも。そのたまご焼きはどんな「味」?え「酸っぱい」の…? そっか酸っぱいのか…そうね酸っぱいね。おいしいね。うんうん。
子どもはこんな何気ない遊びに心底夢中になって、上でカギカッコで示したようなことをやってみたり、失敗したり、挑んだり、考えたり、感じたり、伝えたりして、心身の発達を遂げていきます。保育園が小学校や習い事と違うのは、大人から課題を出され教わるのではなく、子ども自身がやりたい遊びをやりたいように目いっぱい楽しみ、遊びを通してさまざまな学びや育ちが生まれること。そこで大切になるのが、子どもたちが「やりたい!」と思える遊びが盛りだくさんにあること。目指すは遊園地。次は何に乗ろう…次の次はどうしよう…次の次の次は…毎日遊園地に行けたら誰だって楽しいと思いませんか?毎日一緒に過ごすからこそ分かる子どもたちの姿を捉えて、それに合わせた「最高の遊園地」を作っていくことが私たちの仕事です。
一つ屋根の下、目一杯遊ぶ、食べる、寝る、また遊ぶ。さまざまな人と触れ合い、言葉を交わし、心を通わせる。こんなごく普通な毎日を通して、子どもたちが学び、育ち、個性を伸ばしてくれたらと思います。
<より詳しい内容は以下もどうぞ>
・「みらいえ保育園の保育」
・「園のしおり(抜粋版)」