保育の紹介
午前中は外で、午後は室内で自由に遊ぶのがみらいえ保育園の1日です。外遊びは公園でしますが、その時間はクラスや時期にもよりますがだいたい1時間半から長い時は2時間半くらいです。たいてい一番早くに着いて一番最後まで遊んでいるのが当園です。
外遊びは全身を思い切り動かす楽しさや心地よさを感じることができ、またさまざまな遊びを通して結果的に心身全体の発達が促されるなど良いことずくめです。ですので外遊びの時間はできるだけ長く確保するようにしています。また、長い(量)だけでなく、さまざまな遊びが経験できるよう(質)、いろいろな遊び場、遊び道具を使うようにもしています。一番近くの本五ふれあい広場の他、栄町公園、さくらの坂公園、本郷やすらぎ公園、広町みらい公園、和田公園など地域のさまざまな公園に行き、そこの自然環境、遊具に加え、ボール、なわとび、その他ありとあらゆる遊び道具を用意して様々な遊びをしています。草木や花、生き物に触れ、砂場でドロドロになり、岩によじ登って飛び降り、サッカーやドッジボールをし、雪にまみれて遊ぶ。
外でめいっぱい遊んだらお腹がペコペコになるのは自然の摂理。みんな勝手にパクパク食べますから食事の指導もあまり要りません(笑)。お腹いっぱいになったら、寝る。これもまた自然の摂理。
これは「ファッションショー」の様子。
ハロウィンに向けていそいそと仮装衣装を作っていた5歳児さんたち。
子どもたちとしてもどうやら会心の逸品ができたようで、
「せっかくだから他クラスのお友だちにも見せたい!」「自慢したい!」
との声が挙がりました。
そこで先生が「じゃあみんなに見に来てもらおう。みんなモデルさんみたいになってみない?」と提案して催したのがこのファッションショー。
自信満々にレッドカーペットを歩いてポーズを決める子どもたちの表情がキラキラと輝いていたのがとても印象的でした。
みらいえ保育園では年を通じて七夕やハロウィン、クリスマスなどの様々な季節行事を実施していますが、いずれも子どもたち自身が「やりたい!」「楽しい!」と思えるように職員がひとつひとつ丁寧に計画しています。
ただ、何もかも先生の計画通りかというとそうでもありません。子どもたち自身が主体的に行事や活動に取り組む中で、子どもたちの中から「こうしたい!」「あれもやりたい!」というアイディアがどんどん生まれ、最終的に上のファッションショーのように当初の計画から“いい意味で”脱線した、最高に楽しい活動に発展していきます。
大人が決めたことをやらせるのではなく、子どもたち自身が主体となって、行事を作りあげていくことを大切にしています。
七夕集会(全クラス) | 7月 |
運動会(3〜5歳) | 10〜11月 |
クリスマス会(全クラス) | 12月 |
節分(全クラス) | 2月 |
劇発表会(4、5歳クラス) | 2月 |
ひなまつり(全クラス) | 3月 |
卒園式(5歳) | 3月 |
その他行事 | 誕生日会(毎月) ピクニック、遠足 保育参加 |
「ぬるぬるだー」「魚の匂いがするー」「口の中ってどうなってるんだろう?」
生の鯵(アジ)を目の前にした時の子どもの反応はさまざま。
そして、気が付くといつの間にか焼き魚に変わっています。食べてみると「おいしい!」「いいにおいに変わった!」と感じたことを各々表現します。
これは食育の話ではなくて、5歳児クラスで行っている「アート活動」の一場面です(結果的には食育にもなります)。
5歳児クラスでは月に一回、プロの先生を招いてアート活動を行っています。ある月は上のように生の鯵を目の前にしながらにおい、色、感触など五感で感じ取ったことを絵に書いてみたり、またある月は針金や銅板、ガスバーナーなど様々な素材や機材を使って工作をしたり。毎回子どもたちは大興奮で取り組んでいます。こうして毎月、自分なりの表現の自信作が増えていきます。
夏、1・2歳クラスは園の前でビニールプールを出してちゃぷちゃぷと、3歳クラスは近くの大きなプールにお出かけしてじゃぶじゃぶとプール遊びを行います。
4・5歳クラスになると笹塚のA−1スポーツクラブでプロの先生によるプール指導があります。もちろん指導といっても「目指せオリンピック!」といったハードなものではなく、あくまでもプールでの「遊び」という形で水に親しみ、楽しめるようになることを目指しています。
大きなプールが初めてで怖がっていた子も、ひと夏が過ぎる頃、滑り台や水中輪くぐりをおおはしゃぎで楽しめるようになります。
ピーマン、じゃがいも、さつまいも、お米…園の前のスペースを使ってプランターやバケツで野菜や花を育てます。
育てるための土作りをしたり、毎日お水をやったり、登園のたびに成長の様子を観察したり、どんどん大きくなっていく姿をとても楽しみにしている子どもたち。作った野菜は、子どもたち自身で料理して食べます。普段はあまり野菜が好きでない子も、自分で育てて自分で調理した野菜だとペロリと食べるのが不思議です。
季節を感じながら、命を育む経験ができればと思います。